ラグビーの基本はタックルでもパスでもキックでもありません○○です

ラグビー

こんにちは

てぃーちゃーMです

私は、2019年まで

公立中学校の正教員として約10年間勤務していました

ラグビー部の顧問も新任から持って指導してきました

自分が中学時代に都道府県代表になったこと

高校でも、花園出場はなりませんでしたが準優勝まで勝ち進んだ経験

ラグビーを続けてきた経験から

ラグビーが上手くなりたいと思っているあなた

ラグビーの基本を紹介します

この記事では

理論や根拠から、理論的にラグビーの基本を紹介するので

根性論やそこら辺のおっさんの経験談ではありません

この記事を読むことで

あなたの頭で納得して理解して練習に励むことができるようになります

賢く学び、強いプレーヤーになってください

目次

ラグビーの基本はこれだ

ラグビーはボールを持って走るスポーツです

少し、ラグビーをかじった人や知ったかぶりをかます人は

「ラグビーは陣取り合戦だ」

という人も少なからずいます

ですが

そもそもラグビーはただの遊びです

戦略的に陣地を取っていくことはあっても

どれだけ敵陣でプレーしていたとしても、相手に抜かれてトライを取られてしまえば、敵陣で勝負する意味はありません

では、そもそもラグビーの基本って何?というと

やっぱり走ることです

ですが

その前にやることがあります

それは

ボールをキャッチすることです

どんなにDFが空いていてスペースがあったとしても

走りたいけどボールがキャッチできない

ボールをキャッチできないと走ることも

DFラインを突破することもできません

何より基本は

【キャッチ】

です

基本が上手くなるための練習

ラグビーはドッジボールではありません

ドッジボールも本来は球を避ける球技なのですが

一般的な遊びでは受けます

しかもボディキャッチです

ドッジボールはボディキャッチですが

ラグビーはハンドキャッチが基本です

【おてて】でボールをとれないといけません

そもそもなぜ手でキャッチをするのか?ですが

手でボールをキャッチすることで

次のプレーに移行しやすいからです

ボールの持ち方ものちほど説明しますが

手でキャッチすると

パス、キック、ヒット、ハンドオフなどがスムーズに行えます

一方

ボディキャッチをしてしまうと

パスやキックの前に

もう一つの動き(ワンモーション)が追加されてしまいます

どういうことかというと

  • ハンドキャッチ・・・キャッチ→パス
  • ボディキャッチ・・・キャッチ→持ち替え→パス

という事です

このワンモーションがラグビーでは決定的な【差】になります

ではどうやってハンドキャッチを上手くしていくか

いくつか方法を紹介します

手のひら当て

飛んでくるボールを

あなたの手のひらに当ててください

この時、キャッチしなくて大丈夫です

まずは当てることです

右手、左手、両手

それぞれ手のひらを当てるという事で

「ボールが飛んできて受ける」

という感覚をまずつかみます

ラグビーは走っている中でのボールのキャッチが多いので

初心者は特にボディキャッチになりがちです

止まっている状態で手のひらに当てることができるようになったら

走りながら手のひらに当てられるようにもしましょう

パートナーや自分でボールを上に投げて

落ちてくるボールに手のひらを当てられるようにしましょう

腹持ち

ボールを手のひらに当てていると気づくと思いますが

当てやすい時と当てにくい時があると思います

次に必要になってくるのが

「ボールの腹を持つ」

という事です

「ボールの腹」とはどこか?

ボールの中心です

と言っても

よくわからないと思いますので下の画像で

ボールの中心が通っているところですね

もう一つ大切な部分があります

それも下の画像をご覧ください

注目するのが

親指と人差し指の間の水かき部分です

人差し指と水かき部分が、ボールのラインに対して垂直に近くなっていることがわかると思います

この持ち方が何故大切なのかというと

片手でボールを持てる持ち方だからです

「片手でボールなんて、ボールの尻の方でも持てるよ」

という意見もあるかもしれませんが

一番ボールが安定して持てる持ち方が

ボールの腹を持つ持ち方になります

ですが

ボールの腹を持つ目的は

ボールを安定して持ちたいためだけではありません

ボールの腹を正確にキャッチすることができるようになると

次のモーションへの移行が早くなるのです

パスをする際、ボールの腹を持ったパスが一番正確なパスができます

キックをする際、ボールの腹を持たないと安定させて落としにくいです

キャッチが不正確だと、どうしても「持ち直す」というワンモーションが多くなります

その差がタックルに入られるかナイスパスになるかの分かれ目です

ボールの腹を片手、両手でしっかりつかむ練習をしましょう

ボールの扱い

古風な先生やコーチは

「ボールは両手」「ハンズアップ!」と繰り返し言います

本当にそうでしょうか?

ハンズアップ

もちろん先ほどの

【ボールの腹】を、【手のひら】

となると

自然に指は上を向くと思います

指が下を向くという事は、お腹に抱えてしまう事になりますからね

でも

ハンズアップってそもそもなんでするのか?

これはパスをしてくれる相手のためです

「ここにパスしてね」という合図です

それをずっとハンズアップで走っていくことほど

違和感のある走りはありません

全力疾走ならば

腕は振って走りますよね?

パスを受ける瞬間だけハンズアップになるはずです

ハンズアップの状態で走ってきたら

遅くなります

だったらハンズアップってそもそも合図でしかないわけです

(もちろんキャッチングのハンズアップありきの考えです)

両手キャッチ

ラグビーの考え方で、確実に言えることですが

ボールは片手で扱える方が良いということです

ですが

中学生や高校生でもまだまだ手は小さいものです

なので両手で丁寧に扱いましょう

という事ならいいのですが

何の意味もなく

「両手と教えられたから両手なのだ!」

では説得力に欠けます

扱えるなら片手でいいんです

ですが、パスとなると両手の方がパスは安定します

ランニングやコンタクト、ポップパスなどは片手の方がしやすいかもしれません

実際、厳密な理屈をこねると

ポップパスも初心者には両手は難しいです

ロングパス(スクリュー)も場合によっては片手の方がはるかに投げやすいですよね?

だってぶん投げるだけですから(^^)

中学生ならば手が小さいだから両手が基本は、そうあるべきです

ですが、「雑だ」「ボールを大切にしていない」という理由ではダメです

なぜか?

だってラグビーに限らず、スポーツはもともと遊びですから

ルールはあっても形はありません

もちろん道具は丁寧に扱うべきですが

そんなこと言ってたら

「縄跳びで2重飛びをしたら縄跳びが痛む」

と言ってるのと同じです

パスは投げてナンボです

ボールはつないでこそラグビーです

大切に抱え込むことがラグビーではありません

ハイパントは?

そもそも、キックはボディキャッチと誰が決めたのでしょうか?

ハイパンなどは上から飛んでくるパスと考えてください

パスならばハンドキャッチなのに

キックはボディキャッチっておかしいでしょ?

ボールは基本は手で扱うべきです

キックで飛んでくるボールは重いです

そして、不安定な場合が多いです

だからでしょうか?

でも

手で扱う基本が定着しているならば

ハイパントであろうがボディキャッチは不要です

ボディキャッチは

最期まで見届けないでもある程度フトコロに収まってくれるだけです

最後までボールを見ない

ボールから目を切るという事はゲーム放棄と同じです(私の理論の一つです)

ボールはよく見ればしっかりキャッチはできます

キックだろうがパスだろうが基本はハンドキャッチです

まとめ

今回は、ラグビーの最も基本の部分になる

キャッチ

に関して紹介しました

  • ハンドキャッチが大切
  • 手のひら、ボールの腹を意識すること
  • ボールの扱いは片手でもいい
  • キックは上から飛んでくるパスだからハンドキャッチが基本

ボールの扱いに関しては一人でも練習はできます

上にあげればいいだけですから

手のひらで、腹を持つことを意識できれば

サッカーで言うキャプテン翼君の気持ちが理解できます

ボールと友達になってください

最後までお読みいただきありがとうございました

あなたのプレーの上達の手助けになれば幸いです

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